IMAXシアターを出たばかりなのに、まだ心臓がバクバクしています。それは、信じられないほどのアクションのせいだけではありません。ここ何年もヒーロー映画から感じたことのなかった、ある感情のせいです。
それは、純粋で、混じり気のない「希望」。
もしあなたが「スーパーマンのこと、何も知らなくても楽しめるかな?」「最近のヒーロー映画は複雑で疲れる…」と不安に思っているなら、答えは力強い「YES」です。
むしろ、この映画はまっさらな状態で観た方が、より深く心に突き刺さるかもしれません。
これは、ただのスーパーヒーロー映画ではありません。私たちの生きるSNS時代への鋭い批評であり、世界中があなたを評価する時代にヒーローであることの本当の意味を問い、そして何より、最高の”イイ子”がすべてを救う物語です。
この記事では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が手掛けた新生DCユニバース(DCU)の幕開けとなる『スーパーマン』が、なぜ今こそ観るべき傑作なのか、その魅力を【ネタバレなし】と【ネタバレあり】の二部構成で徹底的に掘り下げていきます!
【ネタバレなし】今、私たちが『スーパーマン』を観るべき3つの理由
まずは映画を未見のあなたのために、核心的なネタバレに触れずに本作の魅力を解説します。
1. 監督はジェームズ・ガン!新生DCユニバースの幕開け
本作を語る上で欠かせないのが、監督・脚本を務めるジェームズ・ガンの存在です。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで、社会不適合者のはみ出し者チームを、誰もが愛するヒーローに仕立て上げた彼が、DCスタジオのトップに就任し、新たな映画世界「DCユニバース(DCU)」の第一弾として世に送り出すのがこの『スーパーマン』なのです。
✅ ガン監督の作品の特徴
- 欠点だらけで不完全なキャラクターたちへの温かい眼差し
- シニカルでありながらも心に響くユーモア
- はみ出し者たちが家族になっていく物語
そんな彼が、最も完璧とされるヒーローであるスーパーマンをどう描くのか?その答えが、本作には詰まっています。
過去作のダークなトーンから一新され、明るく希望に満ちた、それでいて奥深い物語は、まさに新時代の幕開けにふさわしい一作です。
2. 魅力的なキャストが演じる、新しいヒーロー像
本作の成功の大きな要因は、キャラクターに新たな命を吹き込んだ素晴らしいキャスト陣にあります。
スーパーマン/クラーク・ケント役:デヴィッド・コレンスウェット
新星デヴィッド・コレンスウェット(『Pearl パール』、『ツイスターズ』)が演じるスーパーマンは、圧倒的なパワーを持ちながらも、親しみやすく、どこか人間臭い「隣のお兄ちゃん」のような魅力に溢れています。
彼のフレッシュな存在感は、悩める青年のナイーブさと、ヒーローとしての誠実さを見事に両立させています。
ロイス・レイン役:レイチェル・ブロズナハン
人気ドラマシリーズ「マーベラス・ミセス・メイゼル」でゴールデングローブ賞を受賞したレイチェル・ブロズナハンが、スーパーマンの恋人であり、デイリー・プラネット社の敏腕記者ロイス・レインを演じます。
本作のロイスは、ただ守られるヒロインではありません。スーパーマンの正体を知る唯一の人物として彼を支え、時には鋭く諭す、自立したパートナーとして描かれています。
レックス・ルーサー役:ニコラス・ホルト
宿敵レックス・ルーサーを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のウォーボーイ役で強烈な印象を残したニコラス・ホルト。
本作のルーサーは、イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグを彷彿とさせる、カリスマ的でありながら危険なテック企業のCEOとして現代的にアップデートされています。彼の知性と狂気が、物語に強烈な緊張感をもたらします。
3. 予習は一切不要!最高の相棒犬「クリプト」の存在
「アメコミ映画は過去作を観ていないと楽しめないんじゃ…?」という心配は一切無用です。
本作は、全く新しい物語の始まりであり、スーパーマンの誕生秘話を描くのではなく、すでにヒーローとして活動している時点からスタートします。そのため、初心者でも物語にすんなり入っていける、完璧な入門作となっています。
筆者自身、過去のスーパーマンの作品を見たことはありませんが、十分に楽しめました!
繋がりがあるかは不明ですが、過去作を知らなくても魅力を堪能できます!
そして何より、ペット好き、犬好きのあなたに朗報です!
本作にはスーパーマンの相棒として、同じクリプトン星出身のスーパードッグ「クリプト」が登場します。このもふもふの白いワンコが、ただのマスコットに留まらない大活躍を見せ、多くの観客の心を鷲掴みにしています。
彼の可愛らしさと勇姿を観るためだけにでも、映画館へ行く価値は十分にあります!
※ここから先は物語の展開に触れる「ネタバレあり」の内容です。未視聴の方はご注意ください!
【ネタバレ感想】僕らが必要としていたスーパーマン:傷つき、悩み、それでも立ち上がるヒーロー
この映画は、観客の予想を鮮やかに裏切るかたちで幕を開けます。圧倒的なパワーを見せつけるのではなく、「敗北」から始まるのです。
空から墜落し、血を流し、ボロボロになったスーパーマンの姿。このワンシーンで、私たちは「スーパーマン=無敵」という長年の固定観念を打ち砕かれます。
そして、これこそが本作の核心的なテーマ、すなわち「弱さ」と「人間らしさ」なのだと気づかされるのです。
神ではなく、ひとりの「人間」として
本作のスーパーマンは、孤高の神ではありません。
✅ 人間らしいスーパーマンの描写
- ネットの誹謗中傷に傷つく
- 自分の評判をエゴサーチしては落ち込む
- 恋人のロイスと口論になれば「もう帰る!」と拗ねる
- 彼女から「逃げるの?」と冷静に切り返される
デヴィッド・コレンスウェットが演じるこのスーパーマンは、親しみやすく温かい「隣のお兄ちゃん」のような存在感で、観る者の心を掴んで離しません。
彼のヒーローとしての本質は、圧倒的な腕力ではなく、何度打ちのめされても立ち上がる「心の粘り強さ」にあるのです。
この人間味あふれるヒーロー像は、まさにジェームズ・ガン監督の真骨頂と言えるでしょう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ザ・スーサイド・スクワッド』といった作品で、社会の片隅にいる「はみ出し者」や「負け犬」たちに温かい眼差しを向けてきた彼が、最も完璧とされるヒーローであるスーパーマンに、欠点だらけで、だからこそ愛おしい人間性を見出したのです。
「ジャスティス・ギャング」が照らし出す、彼の純粋さ
本作には、スーパーマン以外にも多くのヒーローが登場します。
✅ 登場するヒーローたち
- 自信家で口の悪いグリーン・ランタン(ガイ・ガードナー)
- クールだけどどこか天然なホークガール
- その他個性的な面々からなる「ジャスティス・ギャング」
彼らは単なる世界観の拡張(ユニバース・ビルディング)のためだけの存在ではありません。
このクセ者揃いの「はみ出し者チーム」が繰り広げる、どこか噛み合わないコミカルなやりとりは、スーパーマンの持つひたむきな純粋さや誠実さを、より一層際立たせるための重要な装置として機能しています。
彼らの存在が、この映画にジェームズ・ガン作品特有のユーモアと温かみをもたらしているのです。
この構造は、ガン監督がマーベルで大成功を収めた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の方式を、DCUの幕開けとなる本作に意図的に持ち込んだものだと考えられます。
これは単なる作風の踏襲ではなく、分裂気味でダークなトーンが賛否を呼んだ旧DCEUから決別し、ユーモアとハートフルな人間ドラマという、より多くの観客に愛される明確なブランドイメージをDCU全体に打ち立てようとする、極めて戦略的な一手と言えるでしょう。
新生DCUは、この『スーパーマン』を皮切りに、より明るく、希望に満ちた方向へ舵を切ったのです。
四本足のシーン泥棒:クリプトはDCユニバース最高の”イイ子”
さて、この映画を語る上で絶対に外せない存在がいます。スーパーマンの忠実な相棒であり、同じクリプトン星出身のスーパードッグ、クリプトです。
彼は、ほとんどすべてのレビューで「最高だった」と絶賛されるほどの人気者。このセクションは、全国のペット好き、犬好きのあなたにこそ読んでほしい!
可愛さとカオスのシンフォニー
クリプトは、ただの可愛いサイドキックではありません。彼は「やんちゃな子犬」の魂を持つ、自然の驚異そのものです。
✅ クリプトの魅力的な行動
- 戦場を嬉々として駆け回る
- スーパーパワーでオモチャを破壊
- ペットショップで大暴れ
一部のファンからは「バカ犬だけどめちゃくちゃ可愛い」と評されるほど、その愛くるしいドタバタ劇は本作の大きな魅力となっています。
しかし、彼の魅力はそれだけではありません。どんな時もスーパーマンに寄り添うその姿は、この映画の揺るぎない「心」の支えです。
スーパーマンが敗北し、世間から非難され、孤独に打ちひしがれる時、そばで彼を慰めるのはクリプトなのです。
特に観客の心を鷲掴みにするのが、クリプトが敵に捕らえられてしまうシーン。ジェームズ・ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で見せた容赦のなさを知っているファンは、ここで本気で肝を冷やしたはずです。
「もしかして…」という最悪の予感が頭をよぎる中、彼が無事に救出された時の安堵感とカタルシスは、計り知れません。
クリプトが象徴する映画のテーマ
クリプトは単なるマスコットキャラクターではなく、物語のテーマを体現する重要な存在です。
彼はスーパーマンと同じく、故郷を失った「異星人」であり、超人的な力を持っています。しかし、その本質は、飼い主を無条件に愛する一匹の「犬」です。
スーパーマンが自身の「クリプトン人としての遺産」と「人間としてのアイデンティティ」の間で葛藤するように、クリプトもまた「スーパー」な存在でありながら、地球の「犬」として生きています。
スーパーマンがクリプトを愛し、守る姿は、彼が自分自身の二面性を受け入れ、統合していく過程そのものを象徴しているのです。
クリプトは、スーパーマンの「スーパー」な部分を、温かい「マン(人間)」の部分に繋ぎ止める、愛すべき錨(いかり)なのだと感じました。
本当のヴィランは誰だ?歪んだ鏡に映る、僕らの姿
本作の真の恐ろしさは、空飛ぶ怪人や宇宙からの侵略者ではありません。最大の敵、それは「フェイクニュース」です。
この映画の戦いは、物理的な破壊ではなく、世論をめぐる情報戦であり、だからこそ現代に生きる私たちにとって、他人事とは思えないほどのリアリティと恐怖を感じさせるのです。
テック界の億万長者にして、最悪の”荒らし”
ニコラス・ホルトが演じるレックス・ルーサーは、天才的な頭脳を持つ悪役像を、現代的に見事にアップデートしています。
彼はもはや古典的なマッドサイエンティストではありません。イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグを彷彿とさせる、カリスマ的でありながら、幼稚で危険なほど自尊心の低いテック企業のCEOなのです。
✅ 現代的なルーサーの特徴
- 天才的な頭脳を持つテック企業CEO
- カリスマ的だが幼稚で自尊心が低い
- 最大の武器は破壊光線ではなく「情報」「頭脳」
- SNSやマスメディアを利用した情報操作
彼はSNSやマスメディアを巧みに利用し、スーパーマンの評判を社会的に抹殺するための巧妙な情報操作キャンペーンを仕掛けます。
情報操作の恐ろしいほどのリアリティ
本作で最もゾッとしたのは、レックス・ルーサーがスーパーマンを陥れるためにソーシャルネットワークを悪用する手法があまりにも現実的だったことです。
彼は専門的な情報操作業者(猿?)(いわゆる「プロバイダ」)を使って、スーパーマンに対する悪評を組織的に作り出していきます。
そして、人々は驚くほど簡単にその情報操作に翻弄されてしまうのです。
この描写は、現代の私たちが日常的に目にしている現象そのものでした。
一つの偽情報がSNSで拡散されると、あっという間に「世論」として定着してしまう。
その恐ろしいほどの簡単さと速さが、映画の中でリアルに表現されていました。
フェイクニュースやエコーチェンバー現象など、現代社会が抱える情報の問題を、スーパーヒーロー映画という枠組みの中で見事に描写した点は、本作が単なるエンターテイメントを超えた社会派作品でもあることを証明しています。
デジタル時代の傍観者たち
あなたが気にしていた「助ける代わりに撮影する人々」という描写は、この映画が描く、より大きな社会病理の兆候として描かれていました。
人々はヒーローの戦いや悲劇を、スマートフォン越しに消費するだけの「観客」と化しています。彼らは、ルーサーが作り上げた「スーパーマン=脅威」という偽りの物語を、無自覚に拡散する共犯者になってしまっていました。
この構図は、ルーサーの恋人であり、絶大な影響力を持つインフルエンサー、イブ・テシュマッカー(演:サラ・サンパイオ)の存在によって、さらに強化されていたようです。
彼女は自身の人気を利用して、世論をルーサーに有利な方向へと導いていました。
そして、その結果生まれるネット上の誹謗中傷の嵐は、鋼鉄の肉体を持つスーパーマンの心さえも深く傷つけるのですね。
妙にリアルだと感じましたね。
現実とファンタジーが絶妙に混ざり合う世界観
本作で特に印象的だったのは、現実的な要素とファンタジー要素が絶妙にバランスを取った世界観です。
物語の舞台は少し未来のような設定で、巨大な怪獣が出現し、それを倒すためにスーパーマン以外にも超人的な力を持つヒーローたちが活躍します。
しかし、どんなに強大な力を持つヒーローであっても、政府や国の中枢に反する行為はしないという、妙に現実的な制約があるのが面白いところでした。
最も現代的だと感じたのは、街が破壊され、スーパーマンが地面に叩きつけられて苦戦している最中でも、街の人々は彼を応援するのではなく、スマホで撮影に夢中になっているシーンです。
この描写は、SNS時代の私たちの行動様式を鋭く映し出しており、「助けるよりもまず撮影」という現代人の心理を見事に表現していました。
ヒーローものでありながら、こうした社会風刺が効いているのが、ジェームズ・ガン監督らしい演出だと感じました。
21世紀のヒーローに課せられた戦い
この情報戦という現代的な対立構造は、悪役の定義そのものを更新しています。
ルーサーの目的は、スーパーマンという「個人」を物理的に殺すことではなく、彼が象徴する「希望」という「概念」を殺すことのように思えます。
そのため、クライマックスで求められるヒーローの資質も変わってきます。
✅ 21世紀のヒーローに必要な資質
- ただ敵を殴り倒すだけでなく
- 嘘の濁流の中で自分自身の真実を叫ぶこと
- ヒーローとしてのアイデンティティを再確立すること
これこそが、21世紀のヒーローに課せられた、最も困難で重要な戦いなのだと感じました。
たった一つの、真実の声
しかし、この映画は絶望だけを描いてはいませんでした。デジタルな雑音に満ちた世界の中で、静かでありながらも力強い、本物の信頼の瞬間が描かれます。
特に、戦争で荒廃した国の子どもが、ボロボロになったスーパーマンの旗を拾い上げ、再び高く掲げるシーンは、「鳥肌が立った」感動的な名場面です。
それは、どんな嘘や憎悪も、たった一つの純粋な希望の光には敵わないという、この映画の力強いメッセージを象徴してい流ような気がします。
君のための『スーパーマン』入門:気になる疑問にサクッと回答!
「でも、やっぱりアメコミ映画って難しそう…」そんなあなたのために、気になる疑問にサクッと答えるコーナーを用意しました!
Q1. 「過去作を観てなくても大丈夫?全くのスーパーマン初心者なんだけど…」
A: 心配ご無用!本作は、DCユニバースの全く新しいスタートを切る作品です。
物語はスーパーマンがすでにヒーローとして活動している時点から始まるので、退屈な誕生秘話を延々と見せられることもありません。まさに、ここからアメコミ映画の世界に飛び込むのに、これ以上ない完璧な入門作と言えるでしょう。
Q2. 「なんで太陽の光で回復するの?ちょっとした豆知識が知りたい!」
A: いい質問ですね!彼の正体はクリプトン星人という宇宙人で、その体は「生きた太陽電池」のようなものなんです。
✅ スーパーマンの能力の秘密
- 故郷クリプトン星の太陽は「赤い太陽」で、そこでは特別な力はなかった
- 地球の「黄色い太陽」の光を浴びることで細胞がスーパーチャージされる
- 飛行能力、怪力、ヒートビジョン(目から放つ熱線)などの超能力が使える
- 戦いで傷ついても太陽の光で文字通りエネルギーを再充電できる
映画の中でも、この能力を使ってピンチを脱するシーンがあるので注目してみてください。
Q3. 「また暗くて複雑なヒーロー映画?正直、そういうのはちょっと疲れるかも…」
A: 全く違います!扱っているテーマは現代的で奥深いですが、映画全体の雰囲気は驚くほど明るく、希望に満ちています。
✅ 本作の特徴
- 敵は明確に「悪」として描かれているので、誰を応援すればいいか迷わない
- ジェームズ・ガン監督らしいユーモアとハートフルさが満載
- 観終わった後に心が軽くなる、楽しい映画体験
ジェームズ・ガン監督は、観終わった後に心が軽くなるような、楽しくてハートフルな映画を作り上げてくれました。
私が選ぶ!忘れられない名シーンベスト3
映画の核心には触れませんが、私が特に心を揺さぶられた3つのシーンを、その”体感”と共にご紹介します!
1. ベスト・アクションシーン:空中戦!
悪役2人を相手にして肺を侵されながらも、宇宙へと高速で飛び、そのあと地上へ急落下!のバトルシーンは、まさに圧巻の一言。
✅ このシーンの見どころ
- 殴られながら、もがきながらも上空へ飛んでいくシーンががやばい!
- 急降下して2人同時に大ダメージを与えるインパクトがすごい!
- このインパクトを目の当たりにしたルーサーの絶望感がやばい!
- あの壮絶なバトルの中で亜尿な発想に至るのもすごい!
これは絶対に映画館の、できればIMAXの巨大スクリーンと大音響で体験してほしい、アクションシーンです!
2. ベスト・爆笑シーン:クリプトのシーン全部!
ジェームズ・ガン監督のユーモアが炸裂するのがこのシーン。
スーパーマンの留守中、ちょっとしたはずみで街に出てしまったクリプトが、ペットショップに迷い込んでしまいます。
スーパーパワーを持つ犬が、大量のオモチャやオヤツに初めて出会ったらどうなるか…?
結果はご想像の通り、愛とカオスに満ちた大惨事(笑)。
それとドローンを噛み砕くほどにおもちゃにして遊んでいるシーンは見ていて楽しかったですね!
映画館で見ていて、観客の方の笑い声が聞こえてくるシーンは大体「クリプト」の可愛らしいシーンでしたね。
それにスーパーマンが朝陽を浴びてベッドで目覚めた時に、その胸の上で起きるのを座って待っているクリプトも可愛かったですね
3. ベスト感涙シーン:カンザスでの親子の会話
戦いに敗れ、世間から拒絶され、心身ともにボロボロになったクラークが、故郷カンザスの実家に帰るシーンがあります。
そこで育ての親である父ジョナサン・ケントと交わす、静かですが、とても力強い会話。
父は「親の役目は、役割を与えることじゃない。道具を与えて、ただ見守ることだ」と語りかけます。
この言葉が、スーパーマンとしての使命と、クラーク・ケントとしての人生の間で引き裂かれそうになっていた彼の心を救うのです。
この映画の感動は、超人的な活躍ではなく、地球の家族から与えられた無償の愛の中にこそある。そう確信させてくれる、珠玉の名場面だと思います。
結論:シンボルではなく、「選択」
ジェームズ・ガン監督の『スーパーマン』が最終的に描いたのは、彼の胸に輝く「S」のマークは、単なる希望のシンボルではなく、ひとつの「選択」であるということでした。
✅ スーパーマンの「選択」とは
- 打ちのめされても、再び立ち上がるという選択
- 嘘や憎しみに晒されても、人々を信じるという選択
- 誰もが冷笑的になりがちなこの世界で、それでも善き人でいようとする日々の選択
- スーパーマンは超人的な力を持っているが、人と同じように悩んで、傷ついて、それでも前に進む選択
この映画が傑作である理由
人間味あふれるヒーロー像、愛さずにはいられないクリプト、度肝を抜くアクション、そして現代社会への鋭い問いかけ。そのすべてが見事に融合した本作は、まさに傑作です。
あなたが長年のDCファンでも、ヒーロー映画の世界への第一歩を踏み出そうとしている人でも、あるいはただ、笑って、驚いて、そして少しだけ泣けるような、最高の映画体験を求めている人でも、この『スーパーマン』を観ないという選択肢はありません。
最後に:希望という名の翼
この映画は、ただ空を飛ぶだけじゃない。私たちの心を、どこまでも高く飛翔させてくれるのですから。
SNSで誰かを批判したくなった時、フェイクニュースに踊らされそうになった時、そして何より、この世界に希望なんてないと思いそうになった時。
ぜひ、この映画のスーパーマンを思い出してください。
彼は完璧なヒーローではありません。でも、だからこそ、私たちと同じように悩み、傷つき、それでも立ち上がる彼の姿は、きっとあなたに「選択」する勇気を与えてくれるはずです。
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映画『スーパーマン (2025)』は現在劇場公開中です。IMAX上映もありますので、ぜひ大画面でお楽しみください。


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